岡本敏子の名言

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嬉しい人。凄い人。こんな男に女は鍛えられる。

男と女は支えあって生きるのだ。ほんとうにそう言いきれる、パートナーを持ちえた人は、人生の勝者です。何でも出来るの。

一人の女がこれだけ心の底から尊敬し、慕い、全存在を賭けているということは、男を力づけないはずはない。私は秘書として有能でもなく、芸術家でもなく、いい女でもなかったが、あらゆる瞬間に自分のありったけのものを注いだということは胸を張って言える。出し惜しみはしなかった。

ずっと凄い人、いいなあとドキドキしながら、後を追って走り、時に抱きしめ、一緒に嘆き、笑い、ここまで来てしまった。一瞬もたるみはなかった。

その人がそばにいなくて、「さびしいな」と思うとするでしょう。「もしかしたら、誰か他の人のところにいってるかもしれない」って想像したり。でも、ニコニコしてればいいじゃない。そのときはつらくても、その人が帰ってきたら、「わあ、うれしい!帰ってきた!」って、笑ってればいいの。

「恋なんて若気の至りだ」とか「いまさら、そんな」とか。なぜ? 八十や九十になって、若気の至りをやってはいけないの?

こちらが女であることなど意識していない、そんな風でいい。ふと見返った視線のたゆたいに、あるいはにこっと笑った顔が思いかけず子供っぽく、女がゾクッとする説はいろいろだ。そこはかとなく漂う、「男」という存在そのもの、女にとっては危険な、匂い。

「まわりを見わたしても、ロクな男がいない」だがそれは、女も悪いと私は思う。お互いに相手を引き出し、ふくらませなければ。

男は考え違いをしている。一生懸命、無理して役割を果たしているのに、女はちっともわかってくれないと心外に思っているだろうが、わたくしたちは、何もそんなことを頼んでいないのよ。

恋人でも、御亭主や奥さんでもいいわ。ほんとうに、この人は、どんな顔をしているんだろ、どんなことを考えているんだろうかって、まじまじと見たことありますか? ないでしょう。

自由である、ということが男の魅力の前提条件だ。

ああ、それは素敵ね。やれば。私は見ている。あなたがやるのを、見たいわ」といって、にこっとしてほしい。それによって、男は雄々しく、健やかになるのよ。

やっぱり、女と男は、引き合うものだもの。

「愛してる」なんて言われたことなんて、一度もなかった。でも、わたくしにはちゃんとわかってた。

瞬間を生きる。いまだけなのよ。

 

– END –

 

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『奇跡』(岡本敏子)
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『いま、生きる力』(岡本敏子)
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