恋愛名言集(16)
いかなる情念も愛と嫉妬ほど人間を苦しめない。なぜならば、他の情念はそれほど持続的ではないから。
三木清(日本の哲学者 / 1897~1945)
愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである。
There is more pleasure in loving than in being beloved.
トーマス・フラー(英国の聖職者、歴史家 / 1608~1661)
愚かにではあるがあまりにも深く愛した男であった。
シェイクスピア(英国の劇作家、詩人 / 1564~1616)
別れの激しい苦痛によってのみ、愛の深みを見ることができるのだ。
Only in the agony of parting do we look into the depths of love.
ジョージ・エリオット(英国の女性作家 / 1819~1880)
女の性格がわかるのは恋が始まる時ではないわ。恋が終わる時よ。
ローザ・ルクセンブルク(ポーランド出身の政治理論家、革命家 / 1871~ 1919)
勇気は愛のようなものである。育てるには、希望が必要だ。
Courage is like love; it must have hope for nourishment.
ナポレオン・ボナパルト(フランスの皇帝、政治家、軍人 / 1769~1821)
男が求愛に成功したいなら、まず言葉より行動だ。
ロイヤル・タイラー(オーストラリアの日本文学研究者、翻訳家 / 1936~ )
恋愛感情の中には、いつも若干の狂気が潜んでいる。とは言っても、狂気の中にもまた、いつも若干の理性が潜んでいるものである。
There is always some madness in love. But there is also always some reason in madness.
ニーチェ(ドイツの哲学者、古典文献学者 / 1844~1900)
なぜ人を愛しているのか分からなすぎる人を、私は愛する。こんなときこそ、人を深く愛しているのだ。
アンドレ・ジッド(フランスの小説家 / 1869~1951)
恋は炎であると同時に光でなければならない。
ソロー(米国の作家、詩人、思想家 / 1817~1862)
愛は、愛する人の成長と幸福を積極的に求めることである。
エーリッヒ・フロム(ドイツの社会心理学者、精神分析学者 / 1900~1980)
恋愛とは女が男を追いかけることだ。女のほうはじっとしているのだから、女は男を待っているかのように見えるが、それはクモが無邪気なハエを網のほうへひきつけるのと同じやり方なのだ。
バーナード・ショー(アイルランドの劇作家、ノーベル文学賞受賞 / 1856~1950)
愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ。
ヘルマン・ヘッセ(ドイツの小説家、詩人、ノーベル文学賞受賞 / 1877~1962)
恋する男女は、恋することによって言葉を失うものです。
亀井勝一郎(日本の文芸評論家 / 1907~1966)
白髪の男は、屋根に雪が積もっている家みたいなものだ。でもそれは、かまどに火が燃えていないということではない。
モーリス・シュヴァリエ(フランス出身の俳優、歌手 / 1888~1972)
恋愛においては、いかに難しいことがあっても、友愛におけるよりも、人の欠点を許す。
ラ・ブリュイエール(フランスのモラリスト、作家 / 1645~1696)
恋の悩みほど甘いものはなく、恋の嘆きほど楽しいものはなく、恋の苦しみほど嬉しいものはなく、恋に死ぬほど幸福なことはない。
E・M・アルント
人は、実際の恋愛対象よりも、自分で心に描き出した相手の像の方を一層愛する。人がその愛する者を正確にあるがままに見るならば、もはや地上に恋は無くなるだろう。
ルソー(現在スイスの都市のジュネーヴ共和国出身の哲学者 / 1712~1778)
女は深く見る、男は遠くを見る。
クリスティアン・ディートリヒ・グラッベ
恋心というやつ、いくら罵りわめいたところで、おいそれと胸のとりでを出ていくものでありますまい。
夏目漱石(日本の小説家、評論家、英文学者 / 1867~1916)
男というものは嘘の国の庶民であるが、女はその国の貴族である。
アベル・エルマン( フランスの小説家 / 1862~1950)
女には大きな人道の立場から来る愛情よりも、多少義理をはずれても自分だけに集注される親切を嬉しがる性質が、男よりも強いように思われます。
夏目漱石(日本の小説家、評論家、英文学者 / 1867~1916)
男はその情念が満足させられたときには女に興味をいだかない。女がこのことを初めて知った日こそ、彼女の生涯における悲劇のひとつとなる。
モンテルラン(フランスの作家、随筆家 / 1895~1972)
事情が変われば己も変わるような愛、相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、そんな愛は愛ではない。
シェイクスピア(英国の劇作家、詩人 / 1564~1616)
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