恋愛名言集(2)
男は火であり、女は麻布である。悪魔がやって来て彼らを燃え上がらせる。
トーマス・フラー(英国の聖職者、歴史家 / 1608~1661)
男の初恋を満足させられるのは、女の最後の恋だけである。
バルザック(フランスの小説家 / 1799~1850)
本当の恋人は、宙を見ているだけでゾクゾクさせてくれる。
The real lover is the man who can thrill you by just staring into space.
マリリン・モンロー(米国の女優 / 1926~1962)
男は見せかけの愛で女を欺くことができる。ただし、他の女を心から愛していない限りは。
ラ・ブリュイエール(フランスのモラリスト、作家 / 1645~1696)
好きな人がいたら、真っ直ぐに見つめること。
岡本太郎(日本の芸術家 / 1911~1996)
本当に愛しているならば、無意識に愛の言葉も出るものだ。どもりながらでもよい。たった一言でもよい。せっぱつまった言葉が出るものだ。愛は言葉だ。言葉がなくなりゃ、同時にこの世の中に、愛情もなくなるんだ。
太宰治(日本の小説家 / 1909~1948)
恋愛の誕生はあらゆる誕生と同じく「自然」の作品である。愛の技術が介入するのはその後のことである。
アンドレ・モーロワ(フランスの小説家、伝記作家、評論家 / 1885~1967)
愛は「自由の子」なのであり、決して「支配の子」ではない。
エーリッヒ・フロム(ドイツの社会心理学者、精神分析学者 / 1900~1980)
恋は、人間を何ほどか自己以上のものにし、同時に、何ほどか自己以下のものにする。
サマセット・モーム(英国の劇作家、小説家 / 1874~1965)
愛の魔法を保ち続ける関係とは、相手を変えようとしたり自分を否定したりしない関係である。
ジョン・グレイ(米国の心理学博士、作家 / 1951~)
初恋と最後の恋のちがいをご存じ? 初恋はこれが最後の恋だと思うし、最後の恋はこれこそ初恋だと思うもの。
トーベ・ヤンソン(フィンランドの画家、小説家、児童文学作家 / 1914~2001)
情念は過度でなければ美しくありえない。ひとは愛しすぎないことには十分に愛していないのだ。
パスカル(フランスの哲学者、思想家、数学者 / 1623~1662)
男は女にすべてを与えよと求む。女がそのとおりにすべてをささげ、生涯をかけて献身すると、男はその重荷に苦しむ。
ボーヴォワール(フランスの女性作家、哲学者 / 1908~1986)
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、何とも言いようがないように思う。
If you press me to say why I loved him, I can say no more than because he was he, and I was I.
モンテーニュ(フランスの哲学者、モラリスト / 1533~1592)
恋をしなさい。好きと言えないなんてケチな根性よ。
宇野千代(日本の小説家 / 1897~1996)
愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。
太宰治(日本の小説家 / 1909~1948)
愛の願望はただちに生じるが、愛というものは、しかし、そうはゆかない。
アリストテレス(古代ギリシアの哲学者 / 紀元前384~前322)
恋は熱病のようなのもである。それは意思とは関係なく生まれ、そして滅びる。
スタンダール(フランスの小説家、『赤と黒』の著者 / 1783~1842)
恋愛はポタージュのようなものだ。初めの数口は熱すぎ、最後の数口は冷めすぎている。
ジャンヌ・モロー(フランスの女優、歌手 / 1928~2017)
自分は自分で立っていること。そうでないと、いつまでたってもその恋愛はむなしいままね。
岡本敏子(岡本太郎の養女、実質的な妻 / 1926~2005)
恋は最も変わりやすいと同時に最も破壊しにくい不思議な感情である。
アンリ・ド・レニエ(フランスの詩人、作家 / 1864~1936)
情熱の持続時間は、その女性が最初に示した抵抗の大きさに比例する。
バルザック(フランスの小説家 / 1799~1850)
恋愛にも日曜日がなければならない。それが辛うじて永続させる方法であり、つまり「忘却」の逆用である。
亀井勝一郎(日本の文芸評論家 / 1907~1966)
いつまでも新鮮な愛は、すこし冷たさも混じっている愛だけです。
ミシェル・モルガン(フランスの女優 / 1920~)
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