恋愛名言集(9)
女は布地のようなものだ。ろうそくの光で選んじゃだめだ。
アルフォンス・ドーデ(フランスの小説家 / 1840~1897)
人間というものは、年が若くて恋をしている時には、どんなことでもまず恋と結びつけて考えるものである。あらゆる苦痛は恋を豊かにし、あらゆる情熱は、たとえそれが恋とはなんのかかわりあいのないものでも、恋の中に注ぎ込まれ、恋を増大させるのである。
サント・ブーヴ(フランスの文芸評論家、小説家、詩人 / 1804~1869)
道徳家めいた口をきく女には、これっぽっちも魅力がない。道徳家めいた口をきく男は、まあ偽善者だね。
オスカー・ワイルド(アイルランドの詩人、作家、劇作家 / 1854~1900)
恋のことなら、どんなにロマンチックでもいいんです。
バーナード・ショー(アイルランドの劇作家、ノーベル文学賞受賞 / 1856~1950)
女はどんな正直な女でも、その時心に持っている事を隠して、外の事を言うのを、男ほど苦にはしない。
森鷗外(日本の小説家、評論家、陸軍軍医 / 1862~1922)
女はなぜとか、何のためにとかいった理由なしに愛されることを望むものだ。つまり、美しいからとか、善良であるとか、聡明であるとかいった理由によってではなく、彼女が彼女自身であるという理由によって愛されることを望むものだ。
Women wish to be loved without a why or a wherefore; not because they are pretty, or good, or well-bred, or graceful, or intelligent, but because they are themselves.
アミエル(スイスの哲学者、詩人、批評家 / 1821~1881)
とかく女は恋していないのに恋していると信じこむ。恋のかけひきの思い入れ、甘い言葉にさわぐ胸のときめき、愛される喜びに自然に傾いていゆく心、愛を拒む辛さ、こうしたものが、媚しか持たない女にも、自分は恋していると信じさせてしまうからである。
ラ・ロシュフコー(フランスの貴族、モラリスト文学者 / 1613~1680)
恋人同士のけんかは、恋の更新である。
テレンティウス(ローマの喜劇作家 / 紀元前195頃~前159)
むら気な女とは、もはや愛していない女である。浮気な女とは、すでにほかの男を愛している女である。移り気な女とは、果たして自分が愛しているのか、また誰を愛しているのかが自分でもわからない女である。無関心な女とは、誰をも愛さない女である。
ラ・ブリュイエール(フランスのモラリスト、作家 / 1645~1696)
恋愛の十分の九は恋するがわにあって、その十分の一が、恋されている対象のがわにある。
サンタヤーナ(米国の哲学者、詩人 / 1863~1952)
愛を交わしあう際、女は必ず演技をすると決めてかかる男たち…。彼らは、はからずもそのときだけ演技をやめる女もいるのだ、ということに気づいてはいない。
石津ちひろ(日本の絵本作家、翻訳家 / 1953~)
恋のチャンスは、熟れている時にもがなければならない果物のようだ。一度地に落ちたら二度とチャンスはないだろう。
ポール・ヴェルレーヌ(フランスの詩人 / 1844~1896)
香をかぎ得るのは、香を焚き出した瞬間に限るごとく、酒を味わうのは、酒を飲み始めた刹那にあるごとく、恋の衝動にもこういう際どい一点が、時間の上に存在しているとしか思われないのです。
夏目漱石(日本の小説家、評論家、英文学者 / 1867~1916)
恋愛はチェスみたいなもの。どの男をどう動かすべきか心得てないと。
マムズ・マブリー(米国の女性コメディアン / 1894~1975)
愛持たぬ一つの言葉 愛告げる幾十の言葉より気にかかる
俵万智(日本の歌人 / 1962~)
女には本当に損な時がある。男に良くしてやって愛していることを見せれば見せるほど、それだけ早く、男は飽きてしまうのだから。
ヘミングウェイ(米国の小説家、ノーベル文学賞受賞 / 1899~1961)
…いまこそ 私たちが愛しつつ恋人を離れ ふるえながら それに堪えるときではないのか?
ライナー・マリア・リルケ(オーストリアの詩人、作家 / 1875~1926)
ひと目惚れを信じることよ。
サラ・ベルナール(フランスの女優 / 1844~1923)
何かの都合で恋が成就しなかった男は、あまり間を置かずに再び恋をするのが普通である。なぜかと言えば、特定の女性にではなく、恋そのものに恋したからである。
アーノルド・ベネット(英国の小説家、劇作家、評論家 / 1867~1931)
てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。
太宰治(日本の小説家 / 1909~1948)
追いかけてはいけない。追いかけないのが恋愛の武士道である。
宇野千代(日本の小説家 / 1897~1996)
本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ。
True love begins when nothing is looked for in return.
サン=テグジュペリ(フランスの作家、操縦士 / 1900~1944)
愛は感情や本能じゃない。愛はアートです。
Love isn’t an emotion or an instinct – it’s an art.
メイ・ウエスト(米国の女優 / 1893~1980)
恋の悩みや嫉妬はすべて退屈のなせるわざなのだ。惰性に押し潰されたのだ。
ドストエフスキー(ロシアの小説家、思想家 / 1821~1881)
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