St. John’s wort 弟切草
夏(花期は7月~8月)、小さな黄色い花を咲かせるオトギリソウ。
花言葉(日本と西洋)とその由来、言い伝え、名言などをご紹介します。
弟切草(オトギリソウ)の花言葉と由来
オトギリソウの花言葉は「迷信」「敵意」「秘密」「恨み」。
「迷信」の花言葉は、同属のセイヨウオトギリ(西洋弟切)がヨーロッパで魔よけに使われたことにちなみます。
「秘密」「恨み」の花言葉は、秘薬の秘密をもらした弟を兄が斬り殺したという言い伝えに由来します。
※ 下記の「秘薬と兄弟」を参照ください。
オトギリソウの英語の花言葉は「superstition(迷信)」「animosity(敵意)」です。
オトギリソウ全般の花言葉
「迷信」「敵意」「秘密」「恨み」
西洋・英語の花言葉
「superstition(迷信)」「animosity(敵意)」
花言葉に関連する名言
「秘密」(オトギリソウ全般)
良い妻というものは、夫が秘密にしたいと思っている些細なことを常に知らぬふりをする。それが結婚生活の礼儀の基本である。
サマセット・モーム(英国の劇作家、小説家 / 1874~1965)
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オトギリソウの誕生花
オトギリソウは以下の月日の誕生花です。
秘薬と兄弟
平安時代中期、晴頼という優れた鷹匠がいました。
鷹が負傷すると、晴頼はある草を用いて傷を治していました。
仲間の鷹匠たちはその草の名を尋ねましたが、晴頼は絶対に秘密を明かしませんでした。
ところが晴頼の弟がうっかり大切な秘密をもらしてしまいます。
晴頼は怒りのあまり弟を斬り殺してしまったといいます。
それ以来、秘密の草は弟切草(オトギリソウ)と呼ばれて世に知られることになったといいます。
また、弟の血しぶきが葉に黒点(油点)として残ったともいわれています。
聖ヨハネの草
古くからヨーロッパでは聖ヨハネ(Saint John)の日(6月24日)の前夜に薬草を集める風習があります。
その薬草を「聖ヨハネの草(St. John’s wort)」や「中夏節の薬草(Midsummer herb)」と呼び、それらには魔よけや病気を治す不思議な魔力があるとされました。
とくにオトギリソウ属の黄色い花(セイヨウオトギリ)の魔力が強いとされ、イギリスでは一般にこの植物を「聖ヨハネの草(St. John’s wort)」と呼んでいます。
オトギリソウの画像
以下はオトギリソウの画像です。
オトギリソウの概要
花名の由来
オトギリソウ属の学名「Hypericum(ヒペリカム)」は、ギリシア語の「hyper(上に)」と「eikon(像)」を語源とし、悪魔よけの像の上にこの花が置かれていたことにちなむともいわれます。
和名の弟切草(オトギリソウ)は、秘薬の秘密をもらした弟を兄が斬り殺したという言い伝えにちなみます。
英語では同属のセイヨウオトギリ(西洋弟切)を「St. John’s wort(聖ヨハネの草)」と呼んでいます。
オトギリソウの季節・花色
開花時期: 7月~8月
花色: 黄
オトギリソウの名称・原産地
科・属名: オトギリソウ科オトギリソウ属
学名: Hypericum erectum
和名: 弟切草(オトギリソウ)
別名: 鷹の傷薬(タカノキズグスリ)、血止め草(チドメグサ)
英名: St. John’s wort(セイヨウオトギリ)
原産地: 日本、中国、朝鮮半島
花の詳細: Wikipedia
他のオトギリソウ科の花
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