ヘリオトロープの花言葉（季節、西洋・英語の花言葉）

photo: Swallowtail Garden Seeds

Heliotrope ヘリオトロープ

初夏から秋（花期は5月～10月）にかけて、芳香を放つ紫色の小さな花をドーム状に咲かせるヘリオトロープ。

花言葉（日本と西洋）とその由来、言い伝え、名言などをご紹介します。

ヘリオトロープの花言葉と由来

ヘリオトロープの花言葉は「献身的な愛」「夢中」「熱望」。

「献身的な愛」の花言葉は、水の精クリティがヘリオトロープに姿を変えたというギリシア神話に由来します。

その内容はキンセンカの伝説と同じで、そのままヘリオトロープの伝説にもなっています。

※ 下記の「ギリシア神話とヘリオトロープ」を参照ください。

ヘリオトロープの英語の花言葉は「devotion（献身的な愛）」です。

ヘリオトロープ全般の花言葉

「献身的な愛」「夢中」「熱望」

西洋・英語の花言葉

「devotion（献身的な愛）」

花言葉に関連する名言

「献身的な愛」（ヘリオトロープ全般）

愛には三種類ある。美しい愛、献身的な愛、活動的な愛。

トルストイ（ロシアの小説家、思想家 / 1828～1910）

関連するテーマ別の花言葉、名言、ラブソングをご紹介します。

・告白・愛を伝える花言葉　・片想いの花言葉
・出会いの名言　・結婚相手の名言　・恋愛ひとこと（英語）
・片想いソング　・告白ソング　・ラブソング

ヘリオトロープの誕生花

ヘリオトロープは以下の月日の誕生花です。

1月27日、5月24日

ギリシア神話とヘリオトロープ

水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしました。

しかし、アポロンとレウコトエ王女が恋仲でした。

それをねたんだクリティが王女の父に密告します。

怒った王はレウコトエ王女を生き埋めにしてしまいました。

自分の行ないを恥じたクリティは、9日間地面に座ったまま空をすぎるアポロンをみつめていました。

そしてヘリオトロープに姿を変えたといいます。

ヘリオトロープの香り

バニラのような甘い香りがあり、古くから石けんの香料や香水の原料として利用されてきたヘリオトロープ。

ヘリオトロープには香水草（コウスイソウ）や匂ひ紫（ニオイムラサキ）の別名もあります。

また、その花はドライフラワーやポプリにも利用されています。

ヘリオトロープの画像

以下はヘリオトロープの画像です。

photo: one2c900d

photo: The Greenery Nursery and Garden Shop

ヘリオトロープの概要

花名の由来

キダチルリソウ属の学名「Heliotropium（ヘリオトロビウム）」は、ギリシア語の「helios（太陽）」と「trope（向く）」を語源とし、太陽に向かって花をひらくという意味があります。

英語では「Heliotrope（ヘリオトロープ）」と呼ばれています。また、香りが似ているということで「Cherry pie（チェリーパイ）」とも呼ばれます。

ヘリオトロープの季節・花色

開花時期：　5月～10月
出回り時期：　5月～7月
花持ち日数：　3～5日程度
花色：　紫、白など

ヘリオトロープの名称・原産地

科・属名：　ムラサキ科キダチルリソウ属
学名：　Heliotropium arborescens
和名：　木立瑠璃草（キダチルリソウ）
別名：　ヘリオトロープ、香水草（コウスイソウ）、匂ひ紫（ニオイムラサキ）
英名：　Heliotrope, Cherry pie
原産地：　ペルー
花の詳細：　Wikipedia